TOKYO エプロン・ジャーナル

私のキッチンと暮らしのメモ、365日。 そして時々、ダイエット。

2013年06月

初夏の葉山へ磯遊びトリップ Vol.1

都会のひ弱っ子の代表ともいえる息子に、少しでも自然を味わってもらいたいと願い、天気が良い休日に葉山の森戸海岸へ遊びに行きます。潮溜まりや磯場でカニやヤドカリ、小さな魚の採集をしたいならば、狙い目は干潮時。息子と同様に東京育ちの私は、何も知らずに満潮時に森戸海岸へ行ったとこがあるのですが、ここまで来たのにかなり残念な結果になってしまいました。「磯遊びをするなら干潮時に」という当たり前の鉄則を身をもって感じたものです。
この日の干潮は10時半。梅雨にもかかわらず天気は快晴! 海はこんな感じで澄んでいました。IMG_7927
地元の人と思われる男性たちが、シュノーケルを付けて獲物を探っている脇で、せっせと小さな生物をひたすら追い求めて1時間半。少しづつ潮が上がってきて、景色が変わり始めた頃には撤収します。そうでないと海岸に戻れなくなるので。

森戸神社の駐車場(1日¥2,000)に車を置いたまま、ここからが大人の楽しみ。まず歩いてすぐの「魚佐」で「さしみ盛り合わせ定食」を食べにいきます。葉山には色々なカフェがオープンしていますが、やっぱり結局「魚佐」に寄るのが定番。30分待ちは覚悟の上ですが、地魚が食べられる魅力にはかないません。IMG_7956

このお店の名物はフライの盛り合わせ。でも、ダイエット中の私には刺身が何よりありがたい……。大盛りのごはん、あさりの味噌汁、小鉢(切り昆布の煮物)、香の物がついて、こちらも¥2,000。かなり混雑する夏場には足が遠のく葉山。行くなら6〜7月上旬までがおすすめです。

『もの、好き。』が発売になりました。

構成・文章を担当した単行本が出版されました。
『もの、好き』(講談社刊)。
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ギフトコンシェルジュとして活躍されている裏地桂子さんのコンパクトな住まいで美しく暮らす生活術やギフトを贈る時に心得ておきたい知恵が満載です。

雑誌業界に身を置くこと15年、初めて携わった単行本となります。
いつもは150〜200文字という限られたなかで「いかに分かりやすく読者に伝えるのか」というのが私に求められる能力でしたが、今回は170ページに及ぶ膨大なページ数の中で「ディテールまで詳しく表現する」ことが求められました。これまで雑誌のインタビューページやエッセイを書いてきたことも多々ありますが、170ページとなると、大分やり方が異なります。初めてのことでしたが、多くの方々のご協力もあって、読みやすくまとまっていると嬉しい感想もいただきました。

皆様、ぜひ、ご高覧くださいませ。
現在、一時的にamazonでは欠品となっていますが、こちらからお求めいただけます。

朝活パンケーキ@祐天寺「トワル ド リベルテ」

最近、食の仕事を通じて知り合ったお友達と集うのは、ディナータイムから朝の時間にシフトしつつあります。いわゆる「9時5時」という仕事についている人間が1人もいない私たち。夜遅くまで仕事があったり、お店を経営していたり、私のように子育て中だったり……とみんなで夜の空き時間を合わせることが、とっても難しい。
だから、最近はもっぱら朝。
朝から幸せモードに浸れるパンケーキやブレックファーストを食べられるところに集います。もちろん、みんなとの会話も楽しみなんだけど、やっぱりお目当ては美味しいものなのです。

今回、集合したのは、祐天寺にあるtoile de liberte「トワル ド リベルテ」、人気インテリアスタイリストの笠原英治さんのカフェ&ショップ。モロッコのティーポットやグラスなど、エスニックなアイテム(すべて売り物)に囲まれたセンスのよいお店です。伊藤綾子さんお手製の粉もの(パンケーキ、ベーグルなど)を食べて、しばしダイエットは休戦。ペーパーアイテムから器、お料理まで、すべてが「おしゃれ」なカフェでした。

玉葱のミルクスープは日替わり
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リンゴ入りのパンケーキ
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特別に作ってもらったチーズケーキ
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〈トワル ド リベルテ〉
東京都目黒区中町2-1-1
☎ 03-5708-5931
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東京のBEST3に入る「ベトナム料理」@蒲田

暑くて、ねっとりとした湿気が身体にまとわりつく東京の梅雨。
中学時代の地理の授業では「日本は温暖湿潤気候」と習ったけど、ここは間違いなく「亜熱帯気候」だ、と感じるのです。こんな日に、ムラムラと食べたくなるのがタイやベトナム料理。特に昨日は、自宅にストックしてあったライスペーパーも湿気でへたれ気味に見えましたもんね(実際には真空パックだから、へたれているはずはないのだけど)。もう、ベトナム料理を食べるしかないでしょう。

ずっと行きたかった浅草の「オーセンティック」は満席で予約が取れず、新大久保の「ベトナムちゃん」も電話が通じず。ダメもとでトライしたのが、蒲田の名店「ミレイ」。今まで何度も満席で断られていたのですが、運良く19時からのお席を取ることができました。

JR蒲田から徒歩5分。ここで本当に正しいのか、悩みながらラブホテルのネオンサインに照らされた夜道を歩いていくと、雑居ビルの2階にありました。到着して、ちょっとホッ。
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お約束の一品は「肉の生春巻き」をチョイス
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海老の胡椒煮
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青いパパイヤのサラダ」は「エビセン」と一緒に注文
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冬瓜のスープ
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たくさんのハーブと食べる「パインセオ
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デザートの「チェー」と「ベトナムコーヒー」。
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オーバーカロリー確実。それでも、野菜たっぷりのベトナム料理は、なんとなく身体に優しい気がして罪悪感は半減。ここのロケーションはかなりハードルが高いと感じるけれど、それでもお店は三回転していて、ほとんどが女性客で満席だったのが印象的でした。どんな場所でも、味が確実でコストパフォーマンスが高ければ、人は集まってくるのだということを、身にしみて感じた夜。(普通に食べて1人¥3000〜4000程度)。今回食べられなかったフォーやビーフンは、この夏の課題となりそうです。

ミレイ
東京都大田区蒲田5-1-4
☎ 03-3732-3185 ※予約必須
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沖縄で必ず買いたい「やちむん」の魅力

『CREA Traveller』(文芸春秋社刊)の仕事で、
4月に沖縄に行ってきました。
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テーマは「唯一無二の沖縄」
沖縄にしかないものを探しに行ったのです。

さて、その沖縄で最も印象に残ったことがあります。1ページもあったのに、書きたいことが書ききれなかったので、こちらでご紹介。それは、沖縄の「やちむん」です。
取材の際、皆さんの口から「やちむん」という言葉をよくよく耳にしました。「やちむん」とは、沖縄の方言で「やきもの」のこと。言葉のイメージ通り、素朴で愛らしい印象のものです。

さて、やちむんの歴史を少し。
中国、朝鮮、東南アジアとの海洋貿易を通して、独自の文化を育んできた沖縄で、荒焼(あらやち)と呼ばれる無釉の焼締陶器が焼かれ始めたのは16世紀末のこと。それに続いて、上焼(じょうやち)と呼ばれる施釉陶器が焼かれるようになったと言われています。1682年には琉球王府の命により、各地に点在していた窯が、現在の那覇の壷屋に移ることになりました。今も壷屋にはたくさんのやちむんを扱うお店や、那覇市立壺屋焼物博物館もあります。しかし1970年代になると、煙害問題により壷屋から多くの陶芸家が読谷村などの郊外へ移ることになりました。以来、読谷村が沖縄・やちむんの聖地にようになり、現在この地域で多くの陶芸家が作品作りに励んでいるのです。

その一つが私の訪れた「北窯」。松田米司さんら4名の陶芸家が運営する共同窯です。土作りから薪の準備、窯焼きまでこの4人とお弟子さんたちが協力して作業を行います。松田米司さんはこれを「沖縄ならではの、ゆいまーる精神ですよ。とにかく続けることが大切。若い人と一緒に北窯の火を絶やさずに頑張っていきたい」とおっしゃていました。DSC_1079

作業所の前には、多数の器が乾燥のために並べられており、建物の後ろには大きな登り窯があります。13連坊ある北窯の登り窯は、全国でも最大規模のものだそう。3日3晩、窯焚きは続き、その間は寝ずにずっと火の番をするのです。窯の見学が終わったら、北窯売店に足を運ぶのをお忘れなく。
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北窯で生まれた器が、所狭しを並べられています。北窯の4人の作家さんの作風は大分異なることを、この売店で知ります。でも、なんとなく似ているように感じるのは、点打文、唐草文といった模様の使い方や色の鮮やかさでしょうか? いずれにしても素朴で力強く、温かみのある器ばかりです。

沖縄の器が素敵なのは、どれもこれも日常の生活で使えるものばかりということ。この器には、こんな料理を盛りたい、という想像が実にしやすいのです。「使ってこそ意味がある」と訴えかけてくるような、そんな気迫すら器から感じられるのです。お客様用や観賞用に飾るのではなく、日々の生活でお惣菜を盛って、どんどん使うーー使ううちに風合いが出てくるのでしょうね。

さて、東京に帰り原稿のための調べものをしていて、沖縄の陶芸を語る際には柳宗悦の「民藝運動を避けて通れないことを改めて知りました。今回の参考文献として購入した柳宗悦の『手仕事の日本』(岩波文庫)を何度も読みながら、再び、北窯を訪れたいと感じる次第です。
手仕事の日本 (岩波文庫)
手仕事の日本 (岩波文庫) [文庫]


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