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「ガレット・デロア」。
1月6日に家族やごくごく親しいお友達の間で
行われるフランスの伝統行事のひとつ。

アーモンド・クリームのシンプルなパイの中に、
「フェーブ」と呼ばれる小さな人形を入れ、
みんなでパイを切り分けて食べた時に、
「フェーブ」が入っていたパイに当たった人が
みなから祝福を受け、幸運が1年続くという
とても可愛い行事です。
これには「王冠」がマストアイテム。
みなから祝福を受ける人は、必ず「王冠」を頭にかぶるのです。

初めて「ガレット・デロア」を知ったのは、今から10年ほど前。
ご主人がフランス人という親友からご招待を受け、
フランスの伝統行事ではありますが、
私にとって身近なものになりました。
残念ながらフェーブが当たったことは一度もないのだけれど、
アーモンド・クリームのパイを見ると、
夏でも「ガレット・デロア」を思い出します。

今年はご近所の「メゾンカイザー」で小さなパイを買い、
遅ればせながら、「ガレット・デロア」
最近は法律がうるさいようで、「フェーブ」はパイの底から
自分でいれなければならないのが、ちょっと興ざめ。
来年こそは、私もフェーブ入りの手作りパイを作るぞ、と思い、
今年も「王冠」を譲りました。