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何の不思議もなく、1月7日に食べてきた「七草粥」
意外と歴史は浅く、江戸時代からの風習だそう。

さて、1月7日(人日の節句)にいただく「七草」
スーパーでセットになってお行儀よくに並べでいるけれど、
要は雑草類。
「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」。

今まで七草粥はお正月料理で疲れた胃を休めるためのもの、
と理解していましが、
本当は「邪気を払う」という意味があるのだとか。
江戸時代には、胃が疲れるほどのご馳走はなかった、
と言われれば簡単に納得。

昔から言い伝えられてきた七草囃、
「七草なずな、七日の晩に、凍土の鳥が日本の国へ、渡らぬ先に
ほーっとほっと、ほーっつとほっと」
を解釈すると、
「1月7日にシベリアから渡り鳥が日本に飛んでくる前に、
七草粥を食べて邪気を払いましょう」
という意味とのこと。

今年、すでに問題となっている強毒性の鳥インフルエンザが
鳥と共にシベリアから渡ってくることを思うと、
江戸時代にも同じことがあったのかな、と
宗家から貴重なお話を伺いました。