TOKYO エプロン・ジャーナル

私のキッチンと暮らしのメモ、365日。 そして時々、ダイエット。

梅仕事

まだまだ続く、梅仕事<梅干しつくり③>

ジプロックに入れただけでは、イマイチ格好のつかない私の梅干し。
とはいえ、大きな甕を置く場所もないので、
とりあえず、野田琺瑯のお漬物用容器に梅干しを
移し替えることにしました。

塩漬けしたものですが、念のため容器を殺菌。
私は熱湯消毒ではなく、オーブンを120℃に設定して10分。
これで殺菌をしたことにします
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まずは、まだ色の浅い梅干しを入れ、
上から赤紫蘇をのせます。
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これで完成と言いたいところですが、
なんと、容器に入らない梅干しが2キロも・・・。
同じ容器をもう一つ、大至急手配しなければなりません。

こんな大きなものが冷蔵庫の上段を占めるかと思うと
やはり梅干しつくりは現代の東京生活とかけ離れたものなのかも、
と思わなくもありません。
しかし、丁寧に育てられた小梅を愛媛から取り寄せ、
自分の納得する塩を使って、手間暇かけて漬けた梅干しは、
市販の梅干しとはひと味も、ふた味も違うのだろうと信じています。




当世梅仕事事情<梅干しつくり②>

ほぼ3週間がたち、塩漬けにした七折小梅
赤紫蘇を加える時がやってきました。
今年は震災の影響で、東北産の赤紫蘇が東京に出回らず、
入手がとても難しかったので、
新潟から送ってもらいました。
5kgに対して20%、1kgの赤紫蘇です。
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1 赤紫蘇を洗い、軸を取り除きます。本当はこの時点で1kgあるとよさそうです。
2 10%の塩(20g)を加えてよくもみます。
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3 濁った汁を捨てます。
4 さらに5%の塩(10g)を加えてもみます。
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5 鮮やかな紫色の汁が出てきます。これも捨てます。
6 冷蔵庫から白梅酢の出た小梅を出します。
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7 2度塩でもんだ赤紫蘇を加えて、よく混ぜます。
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8 梅酢と反応して、ほんのり赤く色づきます。
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9 ジプロックのまま冷蔵庫に3日間保存します。

辰巳芳子先生の『慎みを食卓に』などの本を読めば、
もっともっと材料、道具、作り方が吟味されています。
消毒用の焼酎、重し、ザル、カメ、押し蓋、下漬け、土用干し・・・。
が、
日中働いて、子育てもして、という私には
到底そこまでこだわる時間がありません。
そういった意味でも、ジプロックと塩、赤紫蘇、ボウルで
土用干しも必要なく、簡単に漬けられる七折小梅は、
現代人の梅仕事にぴったりなのかもしれません。
この続きは、また3日後に。

梅雨の梅仕事<梅干しづくり①>

懐石料理教室で取り寄せていただいた「七折小梅」は、
愛媛県の砥部町の名産品。
土用干しが必要なく、
簡単に美味しい梅干しが作れる、とても貴重な梅。
早速、先日5キロが届きました。
段ボール箱を明けると、ふんわりとプラムのような甘い香りが漂います。
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今まで私の梅仕事は、青梅で作る梅酒のみ。
今回は生まれて初めての梅干し作りに挑戦です。
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▲ほんのりとピンクに色づいているものも。

まず軽く洗い、ヘタを竹串で取り除きます。
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1小分けにして、10~12%の塩を入れ、まぶします。
冷蔵庫で3週間安置します。
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只今、塩漬け2週間目。
梅酢もいい具合に出てきています。
来週には赤紫蘇を買って、漬けこむ予定です。

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くろだよりこ

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